こんにちは。
小手指駅徒歩4分のスポーツクラブ
S-sports clubの西山です。
今は凄いですよね。
どこもかしこも整体やストレッチ屋さんで溢れています。
それだけ身体が痛くて、辛くて辛くて仕方のない人がたくさんいるということでしょうね。
私はよく吉祥寺に行くのですが、サンロードにあるストレッチのお店は土曜になると驚くような行列が出来ています。
まず結構知られていないのですが、〇〇接骨院や〇〇マッサージと名前の付いているお店は国家資格を持っている人しか出せません。
一方、ストレッチは民間の資格はたくさんあるのですが国家資格がないため、無資格でも行うことが出来ます。
チェーン店として世の中にたくさんストレッチ屋さんが普及できたのはこういうわけなのです。
でも、皆さんストレッチが何なのかご存知ですか?
もちろん、筋肉を伸ばす。ですが、伸ばすと何が良いのでしょう。
マッサージとの違いは何なのでしょう。
今日はストレッチについてお伝えしていきます!
ストレッチの上手い下手の違い
ストレッチは筋肉を伸ばします。
筋肉は一本一本の筋繊維が集合して束になったものですが、その両端は骨にくっついているのです。
その骨にくっついている部分を腱と呼びます。
そして、ストレッチは伸ばしたい筋肉の方向に合わせて伸ばします。
自分一人で行うストレッチと違って誰かにストレッチを行ってもらうのが気持ち良いのは、腱を抑えてもらいながら筋肉を伸ばしてもらえるからです。
より強く筋肉を引っ張ることが出来るので、硬くなった筋肉を緩めることができるというわけです。
ですが、筋肉というのは・・
こんなにあります。
骨格筋と言われているものだけでも約400本あるのです。
ストレッチを行うにはこの筋肉の付き方を頭に入れていなければ引っ張る方向を間違えてしまいます。
例えば筋肉の図を見るとお尻の筋肉は斜めに筋繊維が伸びていますよね?
だからストレッチも斜めに引っ張ることが出来るような姿勢を取るのです。
こんな感じで。
ストレッチは筋肉を伸ばすということで間違いありませんが、どの方向にどのようにして伸ばすかを間違えると、期待できる効果は少なくなってしまうのです。
ストレッチの上手い下手はまさにこれ!
まずは筋肉の付き方を知っている事、次にその引っ張る強度が適切であること。
S-sports clubのスタッフは筋肉標本を見ながらストレッチの知識をつけているので、是非色々と質問してみて下さい。
筋肉を柔らかくしてから伸ばすと効果的
マッサージとの違いもハッキリさせておきましょう!
ストレッチは面、マッサージは点で筋肉にアプローチをかけます。
ストレッチは筋肉の距離を伸ばすのですが、伸ばすことにより筋肉を緩め、リラックスさせます。
マッサージは指圧することで筋肉そのものの硬さを解消するので、似ているようで実は違います。
私もお客様相手にストレッチをかなりやってきましたが、筋肉がガッチガチに硬い人は筋肉が本来持つゴムの性質を失っているので、無理に伸ばすと筋繊維が切れます。
またストレッチによる痛み(緊張)で、更に筋肉は硬直するので、正直あまりほぐせません。
私のオススメは以前他の記事でも書きましたが、筋肉そのものを柔らかくし、その後ストレッチで緩めるという順番をオススメしています。
つまりはマッサージで筋肉そのものを柔らかくし、柔らかくなった筋肉をストレッチでほぐす!
これが1番です。
ですが、マッサージは一人でなかなか出来ません。
そこで、ストレッチポールを使った筋膜リリースを行ってもらえれば、マッサージに行かなくても筋膜を柔らかくすることが出来ます。
良ければS-sports clubでも行っている筋膜リリースを活用してマッサージ店に行かずに、筋膜を緩めてみて下さい!
トレーニングは筋肉の伸と縮
ストレッチ上手はトレーニング上手とタイトルに書かせて頂きましたが、これはどういうことか。
そもそも筋肉は縮む習性はありますが、その逆、勝手に伸びる習性はありません。
ストレッチがどれも非日常的な姿勢を取ることがその証拠です。
普通に生活していたら、伸ばすことはほとんど出来ないということです。
筋トレは結局、筋肉を伸縮させる運動のこと。
つまり、もともと縮む習性のある筋肉を伸ばすことが出来れば縮めることは難しくないのです。
例えば・・胸のトレーニング
こんなのをやろうと思った時に、正しいフォームは何かと言えば、写真のようにダンベルを下げた時に胸がストレッチされているかどうかなのです。
上手にストレッチさせることが出来ていれば後はそれを縮めるだけ。
縮めるのはあまり意識しなくてもみんな割とできます。
私達トレーナーは筋肉がしっかりと伸縮しているかを見るのですが、普段からストレッチで筋肉を伸ばしている人は、トレーニングを体得するのも早いです。
ストレッチは柔軟性アップやケガの予防というイメージが強いかもしれませんが、実はトレーニング効果を上げるためにも重要なのです!
動的ストレッチと静的ストレッチ
ストレッチにはわかりやすく2種類のストレッチがあります。
動かしながら伸ばす動的ストレッチと筋肉を伸ばした状態で静止する静的ストレッチの2つです。
アキレス腱を伸ばすストレッチで考えるとわかりやすいですね。
イッチ、ニ、サンッ、シ♪と反動をつけて伸ばすやり方と、かかとを地面につけたままキープするやり方です。
どちらもストレッチであることには変わりはありませんが、オススメとして動的ストレッチは運動前。静的ストレッチは運動後に行うと良いでしょう。
筋肉は関節を動かす動作を行わなくては十分に動くことが出来ません。
ということは、これから運動をしようと思っても、朝目が覚めて、運動をしに行くまでの間、筋肉は動くことなく寝たままかもしれないのです。
寝ている状態では十分な効果は得られないので、しっかりと動的ストレッチで身体を起こしてあげましょう!
そして運動後というのは筋肉の伸縮をたっぷりと行った後なので、今度はギューッと気持ち良いと思えるところまで静的ストレッチで伸ばして筋肉を緩めてあげましょう!
まとめ
ストレッチに限ったことではないですが、知って行うのと、知らずに行うのは全然違います。
ストレッチをやるならば、その姿勢がどの筋肉を伸ばすものなのかを知る必要があります。
これは胸を伸ばす、これは太ももを伸ばす!
もちろんそれだけでも良いのですがこうすると胸の上部、こうすると太ももの外側が伸びるといったようによりパーツを細分化できると効果も上がります。
S-sports clubではどのプログラムでもその筋肉の動きや性質を大事にしています。
そうすることで安全+効果的!
総合フィットネスクラブよりも手厚く、パーソナルジムよりも手軽であると掲げている理由はその知識をスタッフに研修していることが理由の一つなのです。
ストレッチもトレーニングと同じく最初はうまく出来ないかもしれませんが、出来るようになればこっちのものです。
自己ケアが簡単に出来るようになります。
そんなお得な身体を是非、S-sports clubで作ってみて下さい!