こんにちは。
小手指駅徒歩4分のスポーツクラブ
S-sports club(エススポーツクラブ)の西山です。

 

今日はパンチ動作について・・。

 

S-sports clubではサンドバックを使ったボクシングプログラム【ナックルファイト】と器具を使わないボクシングプログラムの【ベーシックボクシング】の2種があります。どうせやるならしっかりパンチを打ちたいですよね!

 

予習復習にも使って頂けたら嬉しいです。

 

最初に保険をかけておきますが、パンチの動作が自然に出来るようになるには結構時間がかかります。非日常動作は最初どんなに頭で思い描いても身体は思うように動かないものなのです。

 

ゴルフやテニスが最初難しく感じるのと同様、パンチ動作も初めから出来る人は少ないです。

 

ただ正しいフォームを意識して、続けてくれれば1ヵ月くらいで驚くほど違和感なく打てるようになります。週1回参加であれば2ヶ月くらいですかね。

 

とは言っても、今回は主に強打をしたい方向けです。ケガをしないために1番簡単なのは、フルパワーでパンチを打たないこと。

 

軽く当てていくようにすれば安全ですので、それで十分な方はフォームはそこそこに・・参考までにご覧ください!

構えで全てが決まる!正しいボクシングの構え方

構えというのは発射台のようなものです。ここから弾(パンチ)を打った時にしっかりと身体が耐えられるようにするのが良い構えです。

 

基本的にボクシングは1対1で、対象に向かってパンチを打つスポーツですよね。

 

だから、横や後ろからの攻撃には備えていません!目の前の敵に集中!だからフィットネスとしても周りを気にせず没頭できるのかもしれません。

 

さて、では構えの時の注意点です。

    構えのポイント

  • 肩幅より少し広めに足を広げる
  • 対象につま先を向け、後ろ足はかかとを上げる
  • 拳は顎の横に置き、肘が開かないように注意
  • お腹に力を入れて、やや猫背の姿勢
  • あごをひく

 

これで完成です!

 

やってみるとなかなか格好良く構えることが出来ません。でもこの構えが重要!

 

なにせジャブ用の構え、アッパー用の構えなんてものはないですから。これさえ覚えれば後はパンチを打っていくだけです。

 

是非、マスターしていきましょう!

ジャブとストレートをマスターすればボクシングは楽しい!

皆さんもボクシングの構えや動きを、テレビで見たことがあるかと思いますが、ボクシングの構えって何かこじんまりとしていて丸くないですか?

 

あれは出来るだけ大きな筋肉を使う為なのです。

 

ちなみにジャブとストレートは威力が全然違うのですが、それは助走距離が違うからです。

 

写真にも青く線を引きましたが、ストレートの方がジャブよりも距離が長いため、より強いパワーを発揮できます。

 

逆に言えばストレートは距離を活かせなければ威力が出せないので、距離を活かせるように真っ直ぐに拳を突き出していきましょう!!

 

    ジャブのポイント(左肩前の構え)

  • 左足の母指球を軸にかかとが外に向くように回旋させる
  • 腰を回旋させて、左肩が前に来るようにし、お腹に力を入れる
  • 拳は人差し指中指側から当たるイメージ(裏拳になりやすいから)
  • 左手を伸ばした時に、前から左手を押されても足で踏ん張れたら上手
  • 肩越しに拳を見るくらい肩と顔を近づけると力が逃げない

 

    ストレートのポイント(左肩前の構え)

  • 右足の母指球を軸にかかとが後ろを向くように回旋させる
  • 横から見て背中が見えるくらいに腰を回旋させて右肩を左肩より前に持ってくる
  • 体重を左足にのせながら右拳を前に出す
  • 身体から右手が離れないようにし、左ガードを下げないとパワーアップ

 

いかがでしょうか。

手よりもその他のパーツの注意点の方が多いのがわかるでしょうか。

 

ジャブもストレートも腕力ではなく、足、腰(お腹)、胸、背中と大きい筋肉を使うのですが、実際打ってもらうとほとんどの人が手打ちします。

 

例え力任せに大振りしてしたところで、力を逃がしてしまうとむしろパンチは軽くなり、その衝撃も肘や拳だけに負担がかかってしまいます。

 

最初、拳はおまけで、下半身の体重移動と腰のひねりだけ練習するのも良いでしょう!

 

ジャブとストレートが出来ればS-sports clubで行うナックルファイトやベーシックボクシングも7割がジャブとストレートで構成されているので、楽しめること間違いなしです!

慣れてきたらフックとアッパーにもこだわってみよう

まず、フックとアッパーって何?というところから。

 

対戦相手と対峙した時の事をイメージしてみましょう。

きっちりと構えられて、相手をにらみつけるように立っている相手の死角はどこかというと、横と下です。

 

そう、フックが相手の横の死角から飛び込むパンチで、アッパーは下の死角から飛び込むパンチということですね。

 

アッパーは角度を変えて打てばボディブローになります。

 

S-sports clubではアッパーは行っておらず、ほぼボディブローです。サンドバックだとアッパーは打ちづらいので。

 

この2つのパンチに関してはサンドバックがあるとわかりやすいのですが、シャドーボクシングをやる時も相手をイメージして拳を相手に当てるように打てばフォームがキレイになりやすいです。

 

私、何人もボクササイズ指導をしてきましたが、ジャブ、ストレートに比べるとフックとアッパーは覚えてもらうのが大変です。

 

でも、実はジャブとストレートが出来ている時点で、下半身や腰の動きはほぼ完成しています。

 

絵を見返して頂くと、結局回旋している部位はジャブだろうがフックだろうが変わらないのです。では確認していきましょう!

 

    フックのポイント(左肩前の構え)

  • 左足の母指球を軸にかかとが外に向くように回旋させる
  • 肘の角度は90度
  • 小指が当たるくらいしっかりと拳を相手に向ける(ラリアットにならないように)
  • 相手の顔の位置で拳を止めてみて、ぐらつかなければ上手

 

    アッパーのポイント(左肩前の構え)

  • 左足の母指球を軸にかかとが外に向くように回旋させる
  • やや左肩を落とし、親指が外を向くように拳をひねる
  • 左足を曲げてから伸び上がるのと一緒に肘を伸ばす
  • 上に打つよりも下から斜め上に肘を伸ばすイメージで対象までの最短距離を通るようにする

 

文章読んだだけで、イメージが付くとは思っていません!

 

でも、少しでも上記のことを頭に入れた状態で、インストラクターのパンチを見て頂ければ、理解しやすいはずです。

 

ジャブストレートで十分サンドバック打ちは楽しいですが、慣れてくるとやはり、フックとアッパーを織り交ぜるコンビネーションが燃えてきます。

 

是非、フックとアッパーもマスターしてみて下さい。

まとめ

ジャブ・ストレート・フック・アッパーの説明はいかがだったでしょうか。

 

正直もっとも言いたかったことは母指球を軸にした足の回旋と腰の回旋が4種共通の動かし方であって、それが出来ないといつまで経っても上手にパンチは打てないということです。拳を握りこむのも当たる瞬間だけなので、本当に大事なのは力を上手に伝達させる身体の動かし方ということなのです。

 

更に相手を倒すためのパンチというよりは運動効果の高いフィットネスパンチの説明なので、モーションはやや大きめです。

 

その分、効果は抜群!結果背中が筋肉痛になればナイスパンチと言って良いでしょう!

 

私はインストラクターとして全国でたくさんのインストラクターを見てきましたが、ボクササイズが上手なインストラクターは数名しか見たことがありません。自分のことを棚に上げるのも何ですが私個人としてはボクササイズが1番人気で、100名集客もしていました。

 

ボクシングの良い所は年齢性別運動神経に関わらず誰でも汗がかけること、走る以上の発汗を皆さんに味わって頂けたら嬉しいですね。

 

S-sports clubのプログラムを通して、ボクササイズが好きな人を増やし、小手指をパンチの上手い人で一杯にしようと思います(笑)

 

是非、一度受けにいらして下さい!