こんにちは。
エススポーツクラブ小手指 西山です。
突然、昔のことを思い出すことってありますよね。
昨日、ふと思い出したことがあって。
今日はそんなお話。
昔、私のいたジムでは「プロテインを売るようなジムをやめよう!」ということになり、
野菜ジュースを売ることになりました(*'▽')ナンデダヨ
運動×健康を目的とするのであれば、野菜だ!ということでなかなか有名な会社さんと契約をして、
野菜ジュースを売ることになったのです。
ばっちりノルマがありまして、それを達成できないとエリア長と店長が本社の方から怒鳴り散らされるとあって、すごいピリピリムード。
え?これから野菜ジュース売るだけですよね?、と
投げかけたくなるような・・・
でも、何となく壮絶な戦いが待っていることがわかるような・・・
とにかく、凄まじい不安が従業員を包んでいました。
そして、下っ端の私は野菜ジュース担当として見事まるなげ任命されたのでした(*'▽')ガンバリマス
まず、洗脳のための研修ですね。
野菜ジュースが良いぞ~、身体に良いぞ~、一日分の野菜が~、普通に食べるより~
統計とかも交えて散々聞かされた結果・・
最高だ!野菜ジュース!!(*'▽')シャチク!
と、まぁ私は良いんですけど。
想像してみて下さい。
明日から私が皆さんに野菜ジュースを売り始めるんです。
本気で
地獄(´Д`)デモウル!
しかも、スーパーに売っているのではなく百貨店とかに売ってある高級な野菜ジュース。
1缶200円くらいするやつ。
と、いうことで朝から晩まで野菜ジュースを売り(*'▽')ジムデスヨネ?
全店2位の売上を達成することが出来たんです。(ここからが本番)
(´◉◞౪◟◉)ふふ・・売るためならなんでもやったよ・・・
そしたらですね。
野菜ジュースの会社さんからご褒美が届いたんです。
届いたどでかい段ボールにはギューギューにレトルト食品が詰まっていました。
私は店長から清掃の方まで当時30人いたスタッフみんなと山分けしたんです。
大体の人が「あー、、、あざす」くらいの感じで
{は?労力に見合わねぇ} みたいな反応でしたが、私は心を閉ざして配り続けました。
そして、清掃のおじいちゃん(アキオさん)にも「これ、どうぞ!」って渡したんですけど、
「え?私なんかがもらっても良いんですか?」って嬉しそうに笑ってくれたんです。
私は、逆にこんなもらい物を渡しただけなのに、そんなにも喜んでもらってすいません・・・
と、心苦しい気持ちになりました
が、その笑顔のおかげで私自身は晴れやかな気持ちになったのを覚えています。
ちなみにあげたのはレトルトカレーでした。
私も同じカレーをもらって、その日の夕食にしましてね・・・
ところが、、
よく見るとそのカレー、
20倍って書いてあったんですよね(*'▽')カイオウケン?
ちなみに私は辛いものが好きです。
20倍と言えども所詮レトルトのカレー
例えば星の王子様だったら×20倍したとて、甘口! でしょう。
と、話の流れで察していらっしゃると思いますけども、
メッチャ辛かった!(*'▽')ッテカイタイ
食べきれないほどの辛さの中、私の頭をよぎったのはアキオさん・・・(他の人にもあげてたけど)
こんなの食べたら死んじゃうかもっと本当に焦りましたよ(´Д`)ワザトジャナイヨ
ってか野菜ジュースの会社め!売れ残り送りつけやがって!!
と人のせいにしつつ、次の日アキオさんに謝まったんです。
「アキオさん、ごめんなさい!昨日のあれ、メチャクチャ辛いから食べない方が良いです。」
するとアキオさんは・・・
「とっても美味しかったですよ。私辛いの大好きなんです。」
アキオォォォー(/ω\)ココロガイタイ
アキオさんはとても腰の低い方だったから嫌味なお客さんとかから雑に扱われることもあって、それでも嫌な顔一つせず働いていました。
そんな人だから、人からの好意には、一層の好意で持ってお返しできるのだと思った。
穏やかに・・・穏やかに・・・
私は大切なことを教わりましたよ。
そして、
その日、
私が店長から頂いた、
ありがたくもねぇ言葉は
「なんだよ。2位か!俺が売ったら全店1位だっただろうけどな」
でした。('Д')ギャクニスガスガシイワ
私はその日アキオさんがいつも飲んでいた缶コーヒーを買って、差し入れしたのでした。