こんにちは。
小手指駅徒歩4分のスポーツクラブ
S-sports club 西山です。

 

今日は筋膜リリースについて説明します。

身体を柔らかくしたい方はもちろんですが、基本的には全員やった方が良いのがこの筋膜リリースです!!

肩や腰が痛い方も筋膜リリースで改善された方は何人も見てきました。

 

現在、太っていようが、痩せていようが、マッチョであろうが関係ありません。

筋膜のケアなんて考えたこともないと思いますが、実はストレッチとプラスしてやることでストレッチの効果も上がるのです。

 

私は10年前のまだ筋膜リリースという言葉が知れ渡る前、まさに筋膜リリースを世に広げたパーソナルトレーナーのHさんにその方法を教えてもらいました。

そして、今に至るまで100人以上の方に実施してきましたが、全く身体が変わらなかった人は一人もいませんでした。

(元から筋膜が柔らかかった人は除く)

 

では、この筋膜リリースは何を行うのか・・

 

ストレッチポールを使って筋繊維の表面にある膜をもとの柔らかさに戻す!

これこそ、筋膜リリースです!

 

わけわからないですよね(笑)

 

筋肉とは違うの?

なぜそれで柔軟性も上がるの?

それって難しいの?きついの?

 

それでは今回もなるべく初めての人に興味を持ってもらえるように説明していきましょう!

 

筋膜を柔らかくすることで筋肉は伸びる

まずは筋膜とは何ぞやというところから解説していきます。

筋膜とは筋肉の表面についている膜だと最初に説明しました。

筋肉は上にあるような筋肉模型さん(リアルで怖い・・)を見てわかるように、筋ばっています。

筋肉という塊があるわけではなく、筋繊維一本一本が束になって納豆のワラみたいな形を作っているのが筋肉なのです。

 

そして、それら全身の筋肉を一気に包み込んでいるのが筋膜です。

ボディスーツのように一枚で全身を包んでいます。

 

で、何故この筋膜のケアが必要かというと、筋膜が固まると筋肉が伸びないからです。

 

ストレッチをすると、まず先に筋膜が伸びて、その後に筋肉が伸びるのです。

ということは、どんなにストレッチをしても筋膜が硬い人は筋肉まで上手に伸ばすことが出来ないということです。

 

一所懸命にストレッチをしていた方には残念なお知らせですが、ストレッチでは筋膜は緩みません。

もしかしたら筋膜を柔らかくすれば一気に柔軟性を上げられたかもしれないのです。

 

筋膜は身体の歪みが原因で硬くなる

では何故筋膜は硬くなるのでしょうか。

ほとんどの場合、生活の中で積み重なった身体の歪みが原因です。

 

人間は右利き左利きがあるように、左右均等にパーツが付いていたとしても、均等ではありません。

当然、筋力も柔軟性も異なります。

 

それにより身体は歪んでいきます。

でも、周りを見渡しても目に見えて傾いたりしている人は見かけないですよね。

 

それは以前モビリティ関節とスタビリティ関節の話をしましたが、一つ関節の角度を変えるとそれに合わせて他のモビリティ関節が動いて調節してくれているからです。

 

ですが、調節してくれているだけで歪んでいる事には変わらないので、その状態はどこかに圧がかかって、どこかは緩んでいる状態なわけです。

 

例えば反り腰の人は、立っているだけで常に腰が圧迫されていて、お腹は緩んでいます。

その姿勢を続けると当然腰に痛みが出てくるのですが、本人にとってはいつものことだと腰を揉んだりしながら過ごしますよね。

 

それを毎日毎日繰り返しているわけですから、ただ生活しているだけで腰は凝り固まっていき、筋膜は硬くなってしまうのです。

 

逆に言えば、筋膜リリースを行うことで歪みの解消になり、姿勢改善にもつながります。

 

更に姿勢改善をした後で、筋トレを行えばこれまた効果は上がるのです。

柔軟性も筋トレの効果も上げるとなれば、最初にやるべきは筋膜を緩めること。

 

どうでしょうか。自分はどこが硬くなっているか調べてみたくなりませんか?

筋膜を柔らかくする方法は簡単!

では、ここからは具体的にどのようにして柔らかくしていくかです。

筋膜は筋繊維に沿ってアイロンがけのように筋膜に直接刺激を与えなくてはなりません。

その際に使用するのがこれです。

 

ストレッチポール!

 

ちなみにこの商品はもともと筋膜リリースを行う為のものではありません。

Hさん曰く、大根でもニンジンでも良かったらしいのですが、このストレッチポールがサイズ感的に丁度良かったのだそうです。

( ゚Д゚)スゴイハッソウ!

 

これを使って身体全身に当てていくのですが、ポイントは筋繊維に沿ってあてていくことです。

例えば、これは太ももの前側にあてています。

 

これは腰ですね。

こんな感じで身体のあらゆる部位にあて、後はコロコロとストレッチポールを動かして筋膜にアイロンをかけていくだけです。

 

やり方は覚えてしまえば非常に簡単です。

ですが、筋膜が硬くなってしまっている人は覚悟してください。

 

痛いです!

 

「こんな円柱の棒を筋肉に当てただけでこんなに痛いの?!」

とビックリすることでしょう。

 

筋肉の性質はゴムですので、本来ちょいとした衝撃くらいではゴムが衝撃を吸収し、何ともありません。

それが硬くなってしまっていることで、ストレッチポールを押し当てるだけで痛みを感じてしまうわけです。

 

ですが、安心してください。

 

1ヵ月程度、定期的にきちんと行えば必ず柔らかくなります。

 

しかも、これ、毎日やらなくて良いのです!

 

1週間に1回でOK!

代わりに、やる時は全身行いましょう!!

 

1枚のボディスーツにアイロンをかけるわけですから、気になるところだけ皺を伸ばしても、また少し経ったらそこに皺が出来るだけです。

やるなら全身をくまなく行ってリセットしてあげる。

 

そうすると、やっていく内に痛みを感じる箇所が減っていき、最終的には歪みの起点にたどり着きます。

そこまでいけたら、自分の癖を理解して、同じような硬さになる前にケアをしていけば良いのです。

 

そして、緩んでいるうちに筋バランスを整えれば、完璧です!!

 

S-sports clubでは有スタで行うコンディショニング体操で筋膜リリースを行っています。

常時ストレッチポールは置いてありますので、やり方さえわかればストレッチエリアを使って自分でケアをすることが出来ますよ。

まとめ

今や筋膜リリースはどこのスポーツクラブでも実施していますが、本当に理論を理解して提供している人は少ないです。

私が以前いたジムでも指導を誤ったインストラクターがお客様に怪我をさせて問題となっていました。

でも、きちんと行えば絶対に怪我はしませんし、筋膜は柔らかくなります。

私が熱心にこの筋膜リリースを勧めているのは自分自身も筋膜リリースに救われたからです。

駆け出しのインストラクター時代、毎日毎日激しく動くことで脛を痛めてしまい、その痛みをごまかしながら人前に立っていました。

毎日ストレッチもしていましたし、それなりに柔らかかったのですが、整体に行くと筋肉がカッチカチに固まっていて整体の先生にこのまま続けていると歩けなくなると言われました。

それが筋膜リリースに出会い、筋膜を柔らかくすることで(物凄く痛かったけど)、脛の痛みは気づいた時には感じなくなっていました。

今もインストラクターを続けられているのは筋膜リリースのおかげです。

これは是非皆さんにもお伝えしたいです!

是非S-sports clubの会員様はコンディショニング体操にご参加ください!